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住宅を購入するときには多くの人が住宅ローンを利用しますが、ほとんどの場合購入代金の一部を自己資金で支払います。
この自己資金で支払う分の購入代金が頭金で、現金で支払います。
また住宅を購入するときには諸費用が必要となり、これも現金で支払います。

また、手付金は売買契約のときに購入代金の一部を支払うものです。
この手付金は購入代金の5から10％程度が一般的です。
首都圏で新築マンションを買った人の調査データによると、頭金の額は平均では1151万円と高めですが、わずかな頭金で購入する人も増えています。

一般的に頭金は価格の2割以上が望ましいと言われます。
最近は超低金利で住宅ローンの返済負担が低くなっていることもあり、頭金の比率も低下しています。
特に価格の低い住宅を購入する人ほど、頭金が少ない人の比率が高いです。

頭金なしでも土地を購入し、注文住宅を建てることはできますが、頭金ゼロでローンを組むにはいくつか注意点があります。

1つ目は総借入額が多くなることです。
頭金ゼロでローンを利用すると、金利負担が大きくなります。
同じ返済期間や金利でも、毎月の返済額に数万円の差があらわれてしまいます。
また諸費用もローンでまかなう場合、住宅ローンとは別に諸費用ローンを組む必要があります。

2つ目はローン審査が厳しくなることです。
総借入額が大きいほど毎月の返済額が増えるため、返済不能となるリスクが高まります。
そのため、ローンの審査基準が厳しくなります。

3つ目は値下がりリスクがあることです。
借入総額に差があると、ローン残高に大きな差が出ます。
ローン残高を売却価格が下回ると、売却後もローンの支払いを自己資金でまかなわなければなりません。

4つ目は諸費用分の現金は必要であることです。
一般的に、仲介手数料や登記費用、印紙税などの諸費用は現金で支払います。
特に不動産の購入契約時に支払う手付金は、契約の確証の重要な費用です。

今回は注文住宅の頭金と頭金がゼロのときの注意点について紹介しました。
この記事を参考にしていただけると幸いです。
何かご不明な点がございましたら当社までお気軽にご相談ください。